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浜松凧の歴史は古く、今から約430年ほど前にさかのぼります。当時、引間城の城主だった飯尾豊前守(いいおぶぜんのかみ)の長男誕生を祝して、その長男の義廣(よしひろ)という名前を記した凧を城中であげたことが起源と言われています。この風習は江戸時代中頃には民俗行事として民衆化されていったようです。
もともとは初子の祝い凧として揚げられた浜松の凧あげですが、現在では5月の連休に150にもおよぶ町が、それぞれの町名の図案化した凧をいっせいにあげ、糸にビードロを塗らずに摩擦だけで糸を切り合う催しが主流となってきました。正方形で尾っぽ(凧の下部から出ている竹の部分)がある独特の形をしていて、他の地域の凧と比べて絵柄の少ないことが特徴です。骨組みは「障子骨(しょうじぼね)」と「横入れ」という組み方で構成されています。
現在浜松市内には主に3つの浜松凧の製作工房があります。昔は職人が凧を作ることは当然だったのですが、現在では町内の人が自分たちの手で凧を作ることもあるようです。
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色々な大きさの凧の骨組み
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