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Report.2-7 静岡市葵区 |
有東木公民館 |
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有東木公民館
静岡市葵区有東木726-1
岡山一級建築設計事務所
大髢リ内工務店株式会社
2012年2月
木造平屋建て・通し貫構法
杉・桧
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100年、200年を経てなお現存する古民家と同じ、通し貫構法を採用。土台と梁の間に60cm間隔で貫(27mm×105mm)が6〜7本使用されています。貫も梁も従来より太いものを使い、ネコ土台厚さ45mmによる床下換気が採用されています。通し貫なので貫穴加工が手作業で行われ、一部プレカット加工は有りましたが、継ぎ手は全て現場で手作業で刻みました。この作業に1か月ほどかかったようですが、技術の伝承という面で非常に有効な事と思われます。
公民館ということで、地域の人たちが皆で集まる様々な行事に対応できる間取りとして、続きの間は18畳が2部屋。柱を立てずに力貫を入れることで、充分な強度を持つ広い空間を確保しています。腰壁と床材には杉板を使い、木の温もりを感じられる室内になっています。外壁は厚さ12mmの杉の下見板で仕上げています。
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