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木の家を建てたい!県産材住宅なんでも館

こだわり家さんお宅訪問

過去に掲載されたこだわり家さんもご覧ください。

県産材にこだわったお宅、店舗、施設をご紹介します。

vol.82

U様邸
(島田市)

新・デザイン 現代和風の住まい 『大井川・現代町家』

私たちは、「大井川の木を使い、地域の匠による、手間ひまかけた住まいづくり。」 をテーマとし、地域に根ざした“居心地のいい住まい”をご提案。

建築データ

<使用している主な木>

大井川流域産のスギ、ヒノキ

<設計・監理>

アクトホーム(株)一級建築士事務所

<施工>

アクトホーム株式会社

今月のレポーター

アクトホーム(株)一級建築士事務所 齋藤光哲さん

こだわりのポイント

  1. 地域の素材を活用し、環境と健康に配慮した、心やすらぐ“癒し”の住まい
  2. 予想される東海地震にも耐えうる、「耐震等級・国内最高ランク」の木の住まい
  3. 周辺環境にも自然になじむ、木を活かした「新・和モダンデザイン」の住まい

木製の吊りデッキをアクセントとした、白壁と銀黒の外観

玄関先の壁や雨戸の戸袋に木を使用し、温もりあふれる外観に

大工が手掛けたスギのテーブルと椅子は室内にとけ込み、素朴でしなやか

室内の色彩・テイストを落ち着いた“和モダン”の風合いに統一

大井川スギでつくる玄関収納。出入りのしやすい玄関引戸

3帖程の小さな和室はちょっとした隠れ家的空間

無垢の木の室内に温もりを与え、多目的に使える木製吊りデッキ。

階段踊場はこだわりの書斎スペース。壁には本棚を配置し有効活用。

大井川葛布ののれんでやわらかく仕切った玄関ホール

志戸呂焼の手洗で空間に味わいを

・地域で育まれる素材を活用し、構造材や仕上げ材に大井川のスギ・ヒノキを、また、 志戸呂焼き・大井川葛布などの地域工芸もインテリアに取り入れ、豊かな暮らしの ための設えとした。
・“日本初”の美しい光発電「アモルファス太陽電池」を屋根に搭載し、環境にやさしく、 自然室温で暮らせる家を目指した。
・弊社では、お施主様との打合せの上、ご家族の動線を徹底的に検討し、 暮らしの利便性を高めるべく、建物のプランニングに盛り込んだ。

−お施主様へのインタビュー記事−

家を建てるなら、大井川の木で。

大井川の木材をふんだんに使ったUさんご一家のお宅は、世界最長の木造歩道橋である蓬莱橋のすぐ近くにある。広い空間と小さな空間を緩急自在に組み合わせたデザインは、ご家族のライフスタイルを反映している。木の温もりが伝わり、そこに居る者をホッとさせる安心感のある住まいだ。
Uさんご一家は、ご夫婦と小学生のお子様2人と産まれたばかりの赤ちゃん、ご主人のお母様の6人家族。ご主人と奥様に住まいづくりの想いとその実際についてお話を伺った。

― 自分が生まれ育った大井川だから、その流域の木材を

「木をたくさん使った家を建てたかった」と語るご主人。家を建てるのなら、大井川の木を使おうと決めていた。この地に生まれ、大井川と一緒に育った。小さい頃には大井川で泳ぎ釣りにも行った。「大井川の木をふんだんに活用した家ができて本当に嬉しい」

― “和” の住まいへの憧れと耐震性の両立を

もともと環境への配慮や省エネに関心があったUさんご夫妻は、アクトホームの構造見学会で、「むかしの町家に学ぶべきことを学びながら、現代風にアレンジした現代の町家づくりはいかがですか」と提案され「これだ!」と。
木材を多用する工務店を何軒かまわったが、アクトホームの住まいづくりは、他にはないフィーリングを感じた。
アクトホームの見学会で話を聞き、建物の構造の頑丈さに驚いた。「正直、そこまでの強さはいらないだろう。高額だろうし、予算も限りがあるから。」それでも惹きつけられたのは、住まいづくりのパートナーとしての安心感と、性能としての耐震性だった。見学会から1カ月後、東日本大震災がおきた。

― いい関係で家を一緒につくってきた

「間取りについてはたくさん希望を伝えました」とご主人。毎晩仕事から帰って、「自分ならこうしたい」と図面に色鉛筆で書き込み、納得がいくまで相談した。「 いま思えば、素人の思いつきだったけれど、社長はしっかりと話を聴いてくれ、自分たちの要望にあった提案をしてくれた。アクトさんに頼んでよかった。」と振り返る。

― ライフワークと建築が融合する

階段脇に本棚をつくりつけ、踊り場にデスクが置ける書斎風の小空間が設けられた。ご主人は、少年サッカーの指導に仕事と同じぐらい情熱を注いでいる。本棚は、指導用に購読している本のサイズに合わせて作り、踊り場には、練習メニューや試合の報告書をつくるデスクを置くことにした。ひょっとしたら、子ども達もそこで勉強するかもしれない。
「今日は使っていいぞ!というようなちょっと特別な場所にしたかったのです。」子ども達はまさに今、サッカー少年団でサッカーに熱中している。勝手口近くに洗濯場と風呂場を配置したのは、練習で泥だらけになった子どもたち対策でもある。「ここを土間にしたのと、階段脇の本棚については社長のアイデアですね」

「イメージ通りになるのかな?と不安を抱きながら住まいづくりに望んできましたが、この家はものすごく気持ちよい。嬉しいし、満足しています」と静かに語るご主人。家主になったことをじわじわと実感している様子だった。

(ライター 提坂 真希子)

私たちは、周りの環境にも自然になじむ家と庭、そして、どこか昔の記憶を漂わせてくれる「木の住まい」を考えました。
緩勾配で流れる片流れの屋根、深々と南に張り出す軒先、木製の「吊りデッキ」。
和テイストの白壁をベースとした建物本体と、瓦色の金属板の下屋で構成する外観が、街並みに深い彫りを生み出します。

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